4月に入り、ホーチミンは連日38℃を記録し、紫外線注意報が出されています。ベトナムの紫外線は日本の3倍の強さとも言われており、日本での紫外線対策では不十分です。どんな服装をして、どんな対策グッズを持っていけばよいか悩みますよね?
今回は在住者である私が、ベトナム美白女子に学んだ紫外線対策を徹底解説します!
最後までチェックして、ベトナム旅行・滞在中のうっかり日焼けを防ぎましょう。
ベトナムの紫外線に注意!
ベトナム、特に南部のホーチミンでは、連日UV指数10以上を記録しています。
UV指数に応じた5段階の強度分類によると、「非常に強い」「極端に強い」となっており、危険レベルの紫外線強度です。東京は夏でもUV指数6程度なので、ベトナムの紫外線がいかに強烈か分かるかと思います。

短時間でもこの紫外線を浴びると、日焼けするだけでなく、皮膚の老化や火傷を引き起こします。また長時間浴び続けてしまうと、細胞の遺伝子が傷つけられ、皮膚がんを誘発します。
そのため、美容面だけでなく、健康面においても紫外線対策はとても大事です。
ベトナム女子の美白へのこだわり

ベトナムでは、美しい白い肌が理想とされています。そのため多くの女性が日々、紫外線対策に取り組んでいます。「色の白いは七難隠す」と言いますが、ベトナムでもそれは同じようです。
K-Pop人気もベトナム人の美の価値観に大きく影響を与えていると感じます。市内のあちらこちらに韓国アイドルが広告する美白化粧品が売られています。ある調査によると、ベトナムで売れている化粧品の約9割は海外ブランドのものだそうです。特に韓国や日本の化粧品は高品質なので、人気が高く、ベトナム人の「美白への意識」に大きな影響を与えているのではないでしょうか。
私も元々色白なタイプなので、職場で半袖を着ているとジッと見られ、「色が白くて羨ましい!」と言われることがよくあります。日本では全く意識していませんでしたが、こちらに来て美白への意識が高まりました。
ベトナム女子の紫外線対策
それでは、実際にベトナム女子がどのように紫外線対策をして、日焼けを防ぎ、美白を保っているのか、詳しく解説していきます。
肌を露出しない


まず一つ目は、物理的に紫外線を遮断する方法です。これが一番確実で最強と、ホーチミンの美容皮膚科の先生が言っていました。
日中バイクで移動するとき、ベトナム人女子はみんな同じ格好をします。
顔はマスクとサングラスで、髪と腕はUVカットパーカーで、手の甲は手袋で、脚は巻スカート、足の甲は肌色靴下で徹底的に紫外線を防御です。
このような全身を隠すスタイルは、ベトナムでは「ニンジャ(忍者)」と言われています。待ち合わせをしていても、みんなこのニンジャスタイルで来るので、装備を外すまで誰が誰か分かりません。しかし、装備を外すとかなりの薄着なので、ギャップにドキッとする男性は多いはず。
ベトナムの紫外線は暑いではなく痛いです。日本から品質の良いアイテムを準備して持っていきましょう。私もベトナム移住前に、半永久UVカットパーカーを日本で買って持ってきましたが、重宝しています。最近はおしゃれなUVパーカーも沢山あるようですよ。
外出時間に気を付ける
2つ目は、そもそも紫外線の強い昼間の時間帯に外に出ないという対策方法です。ベトナムで生活してみると分かりますが、ランチ後13時~15時は外出することが少ないです。屋内や日陰で昼寝をしたり、テレビを見たりして過ごしています。ベトナム女子と遊ぶときも、朝か夜の待ち合わせが多いです。
旅行となると、時間が勿体ないので、昼間もしっかり行動するかと思いますが、13時~15時までの間は屋内でのアクティビティ中心にスケジューリングするなど、行程を工夫してみてはいかがでしょうか。
日焼け止めクリームをこまめに塗る
どれだけ肌を隠しても、隙間から紫外線は降り注ぎますので、日焼け止めクリームも欠かせません。ベトナム女子に人気の日焼け止めは、日本メーカーや韓国メーカーのもの。
ビオレ、スキンアクア、肌研、ALLIEなど、現地コンビニにでも売られています。販売価格は日本よりも少しお高めなので、私は一時帰国の度に日本で大量購入をして持ってきています。私のオススメはビオレのアクアリッチとアネッサ。どちらも日焼け止め特有の嫌な臭いがせず、さらっとした質感でベトベトしないので、塗るのが億劫になりません。普段はビオレ、外出時間が長い時はアネッサと、1か月で1本ペースで使い続けています!
美白クリーム・美白浴

最後に紹介するのは、事前の対策というよりは、日焼けしてしまった後の美白ケアです。
ベトナムでは、美白クリームを塗って肌のトーンを上げることを、美白浴(Tắm trắng)と言います。美容に敏感なベトナム女子は1か月に1回ペースで美白浴をするようです。
フルーツや野菜などを使って自作クリームを作って塗ることもあれば、特殊製法で作られたクリームをスパで塗ってもらうこともあります。Shoppeなどネットサイトでも販売されていますが、製造元が不明のものなど多くありますので、購入する際は口コミなど必ずチェックしてください。
まとめ
ベトナム女子の紫外線対策、いかがでしたでしょうか。日本とは紫外線の量が桁違いなので、ベトナムへの旅行や移住を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。うっかり日焼けして火傷してしまったということが無いように、日本から対策アイテムを準備して、持っていくことをオススメします。