週末休みを利用してどこか南国に旅行したい!という方にオススメなのがホーチミンです。
日本からの直行便を利用すれば、金曜日の昼に到着し、日曜日の夜に帰国という日程で、十分楽しむことができます!
実際に私の友達も何人かホーチミンに遊びにきて、今回紹介するコースを回ってもらいました。旅の終わりには揃ってお褒めの言葉をもらっています。

ホーチミン満喫できた!完璧なプランニング!しかも安くて最高!また来るからよろしくね。
今回はホーチミン在住者だからこそオススメする、ホーチミン女子旅2泊3日のモデルコースを紹介します。
各行程の費用も公開しているので、チェックしてぜひ参考にしてください!


ホーチミン1日目
14:00 ホーチミン到着
日本からの多くの航空便がこの時間帯にホーチミンに到着します。
ホーチミンのタンソンニャット空港のイミグレはかなり混雑しています。さらに荷物が出てくるまで、ある程度時間がかかるので、着陸してから空港を出るまで、約1時間はかかると予定しておいた方が良いです。
自分の荷物を受け取ったら、市内へ出かける準備をして、ホテルへ向かいましょう!
- SIMを購入
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到着ロビーにSIMを購入できる売店が並んでいます。ただ最近は日本からベトナムでも利用することのできるe-simを購入することができるので、そちらの方が便利かと思います。
- 現金両替
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到着ロビーに両替所が並んでいます。レートと手数料を確認し最低限必要な額(1万円程)を両替することをオススメします。旅行中は基本クレジットカードで精算し、足りなくなった場合は、街中のATMでキャッシングをしましょう。
- タクシーを手配
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空港から市内まではタクシーで移動します。空港から市内までは約20万ドンですが、慣れていない旅行客に対して、法外な料金を請求してくる悪徳タクシー運転手もいます。沢山のタクシー運転手が声を掛けてきますが、乗車前には必ず値段を確認しておくことが大切です。
それが不安な場合は、配車アプリGrabでタクシーを呼ぶことをオススメします。スマホアプリで現在地、目的地を設定するだけで、簡単に配車できます。乗車料金は事前に確定されており、クレジットカードを登録しておけば、降車時に現金で支払いをする必要もありません。空港から乗車する場合は、Grab用の乗車位置があります。レーンB柱10の向かい側にあるので、そこで配車しましょう!
あわせて読みたい【スマホアプリ】ベトナム配車アプリGrabの使い方 | 国内移動に必須! ベトナム国内で移動をする際に便利なアプリ「Grab(グラブ)」について紹介します。現地で生活をする人はもちろん、旅行者にとっても必須のアプリです。Grabを使いこな…
16:00 ホテル到着


1区中心地のホテルを予約していれば、大体16:00頃の到着になります。
チェックインをして、ウェルカムドリンクやウェルカムフルーツを楽しみましょう。
また必要なアメニティが揃っているかも確認しておきましょう。その後のお出かけの際に、足りなかったものをコンビニで買えば、安心してホテルステイすることができます。
18:00 カニづくしの夜ご飯
日本時間で20:00ともなれば、お腹はペコペコです。ベトナムでの一食目美味しいものを食べに行きましょう。
私がオススメするのは、在住者の間でも人気のカニ料理専門店「Quan94」です。外国人だけでなく、地元のベトナム人でも賑わっています。
Grabで上記住所を入力すれば、連れて行ってくれますが、同じ店名の店が2つ並んでいます。
どちらもベトナム語で「元祖」「支店はありません」等と看板に記載されているのですが、どちらが本物の店(最初に始めたのか)は色んな説がありますが、良く分かっていません。。。
ただ、どちらで食べてもさほど味に変わりはなく美味しいので、私はいつも混んでいる店の方に入ることにしています。混んでいる→回転率が高い→材料・油が新鮮という理屈です。




人気のメニューは「ソフトシェルクラブ」「カニ春雨」「カニチャーハン」「カニスープ」です。
ソフトシェルクラブは名前の通り皮が柔らかく、サクサク・フワフワした食感。味噌まで丸ごと食べることができ、カニの味を堪能できます。そのほかの料理もカニの身がゴロゴロ入っていて、一食で一年分くらいのカニを摂取できます!
女子二人であれば写真の3品で量は十分です。
飲み物と合わせて766,000ドン(約4,600円)でした。安い!
20:00 Cong Cafeでココナッツコーヒー
お腹が一杯になった後は、ホーチミンの夜の風景を楽しみながら、歩いてカフェまで移動しましょう。
私がオススメするのはCong Cafeです。共産党をモチーフにした雰囲気のあるカフェなのですが、ベトナム全土でチェーン展開しているので、観光地であれば割とどこにでもあります。
ただここの店舗を敢えてあげている理由は、先ほどの夜ご飯の店から歩いて約15分とちょうど良い距離なのと、Turtle Lakeという亀の甲羅の形をした池を眺めることができるからです。Turtle Lakeはホーチミンの若者たちの憩いの場になっており、夜になると様々な出店が周りに出ます。それを眺めるだけでもホーチミン文化を感じることができ、楽しいですよ!




シグニチャーメニューのココナッツコーヒーは名前だけ聞くと、激甘の独特なコーヒーなのかな?と思われるかもしれんが、そんなことはなく、シャーベット状のココナッツミルクが入ったさっぱりとした甘さのコーヒーです。塩っけのある夜ご飯を食べた後だと、さらにさっぱりと美味しく感じます。
一杯65,000ドン(約390円)です。
21:00 2階建て観光バスでナイトツアー
カフェでゆっくりした後は観光です。到着当日の夜は疲れているかと思いますので、歩いて観光するより、夜風を感じるバスに乗って、ホーチミンの観光名所・夜景を楽しみましょう!
先ほどのカフェから歩いて約15分でバス乗り場に到着します。バス乗り場はホーチミン歌劇場(オペラハウス)の前あたりで、たくさんのバスが停まっているので、周辺に着けばすぐに分かります。
チケット売り場または、バスの前に立っているスタッフからチケットを買いましょう。
1枚15万ドン(約900円)です!15分間隔で出ているので、少し待てばすぐに乗ることができます。
チケットを買うやり取りが不安、事前に乗車時間を確定させておきたいという場合には、ネット予約しておくことがオススメです。
購入はこちらから【KKday】
検索欄に「ホーチミン 観光バス」と入れて検索すると出てきます。




1周45分程度のツアーで、ルートは下記の通り、主要観光名所を全て回ってくれます!
オペラハウス前→グエンフエ通り→ホーチミン市庁舎→サイゴン港→バクダン埠頭→トゥーティエム橋→バーソン橋→統一会堂→サイゴン教会→ノートルダム大聖堂→オペラハウス前
1日目はこれで終了です。2日目に備え、ホテルに帰って早めに寝るようにしましょう!
ホーチミン2日目
9:00 石焼きフォーで朝ご飯
朝ご飯はホテルのビュッフェも良いですが、せっかくなのでベトナムローカル朝ご飯を食べに行きましょう!
ベトナムと言えば、フォーを思い浮かべると思いますが、フォーはフォーでもここは石焼きフォーです。
ここはかなり広めのお店で清潔感もあります。朝早くからベトナム人家族で賑わっています。
名物の石焼きフォーは、石焼き鍋に入ったスープ・生麺フォー・お肉・野菜が一緒に出てきます。好きなタイミングでそれぞれの具材をしゃぶしゃぶして楽しみましょう。普通のフォー屋さんは乾燥フォーを使っているところが多いですが、ここはその場で打った生フォーです。モチモチな食感ですごく美味しい!




石焼きフォーは一杯100,000ドン(約600円)です。普通のフォーと比べると少しお高めですが、旅行の記念に新しい体験はいかがでしょうか。
10:00 タンディン教会
フォー屋から約5分歩くと、珍しいピンクの教会に到着します。
最近日本人や韓国人観光客のインスタによく載っていて人気みたいですね。土日やミサの時間帯は中に入ることはできません。写真を撮るだけの場合は、外側から観光しましょう。




教会の前は交通量が多い道で、歩道も狭くなっています。そのため教会の写真を撮ろうとすると、かなり急な角度となり、あまり綺麗な画角で撮れません。歩道を渡って向かい側から写真を撮ることをオススメします。向かい側にはおしゃれなカフェが数件あるので、カフェのバルコニー席から写真撮影をしても良いかもしれません。
11:00 ベンタイン市場
タクシーで移動し、ベンタイン市場に行きましょう。
観光スポットとして有名な場所の一つですが、ぼったくりが横行していますので、お土産はできるだけこの中で買わず、周りの雑貨屋等で買うことをオススメします。高島屋に向かう道に可愛い雑貨屋が何件か立ち並んでいますよ!
とはいっても、ベンタイン市場に来た記念に何かしたい!という方には、市場内の屋台をオススメします。正面玄関からまっすぐ奥に進んでいくと、スムージー・コーヒー・麺類・フルーツを売っている屋台ゾーンが出現します。
屋台であれば定価でメニュー表が掲げられているので、安心ですね。




私はよくシントー(スムージー)を飲みます。写真のパッションフルーツシントーは一杯30,000ドン(約180円)。すっぱくて冷たくて、汗をかいた体によく沁みます。
12:00 高島屋
ベンタイン市場から歩いてすぐ、高島屋がホーチミンにもあります。
地下2階にはお土産コーナーや高級スーパーAN NAM MARTがあります。お土産で有名なチョコレートのMAROUも店舗として入っているので、ここである程度のお土産は買ってしまいましょう。
13:30 炭火焼肉まぜ麺(ブンティットヌオン)で昼ご飯
お昼は地元民と宅配バイクでごった返すローカル店でランチをしましょう。
高島屋からは歩いて約15分、タクシーで約8分です。
空いている席に着く前に、レジカウンターで注文をします。全部乗せ(đầy đủ)が炭火焼肉、つくね、揚げ春巻き全て入っていてオススメです。支払いを済ませたら、必ずレシートを受け取ります。空いている席を探して座ったら、スタッフの方にレシートを渡してください。注文したものが運ばれてきます。


付け合わせの野菜を好きなだけ入れて、卓上のタレ(バケツみたいな器に入っています)を適量かけ、混ぜ合わせて食べます。炭火の良い香りと、タレのニンニク味がマッチしてとても美味しいです。日本人好みの味ではないでしょうか。
こちらはなんと一杯30,000ドン(約180円)です!安い!
14:30 カフェアパートメントで買い物、ネイル、ヘッドスパ
ランチの場所からタクシーで約10分走ると、ホーチミンで有名なアパートがあります。それがグエンフエ通り42番です。アパートに様々なカフェや雑貨店が入っており、外観も可愛く、観光スポットとなっています。
1階から8階までありますが、エレベーターは有料です。1階ずつ上って買い物をしながら楽しめば、あっという間に8階に着くので、エレベーターはそんなに必要ないかなと思います。


ここで買い物やカフェの他にオススメなのが、ネイル・ヘッドスパです。最上階の8階にそれぞれあるのですが、セットで受けることも可能です。前回は友達がネイル、私がヘッドスパを約1時間してもらい、それぞれ癒しの時間を楽しみました。
ネイルは手と足、かかとケア等がついて580,000ドン(約3,480円)、ヘッドスパも約2,000円でした。
この後は、周りのお土産屋をブラブラしたり、疲れた場合はホテルで休憩したりして、ディナーに向けてゆったりと過ごしましょう。
18:00 ピザ4P’sで夜ご飯
これまで全てベトナム料理だったので、一度イタリアンで気分転換をしましょう。
イタリアンとは言っても、こちらのピザ4P’sは日本人がベトナムで立ち上げたレストランです。今やベトナム国内では知らない人はいないレベルの有名なお店となっています。ベトナムだけでなく、インドやカンボジア等にも進出しており、2023年には東京にも進出しました。
ホーチミン市内には何店舗かあるので、近くの店舗を探して事前にネット予約しておくことをオススメします。特に週末は混雑していて入れないなんてことも、、




ベトナムのダラットという高原都市で自家製チーズを製造しています。なのでチーズをたっぷりと使ったメニューがとっても美味しい!私は4種のチーズピザが大好きです。
女子2人で好きなだけ食べて780,000ドン(約4,680円)でした。東京だと、倍はしそうですね。
21:00 ルーフトップバー
ホーチミンナイトを楽しみたい場合は、ルーフトップバーに行きましょう。
様々なタイプのバーがあるので、事前に口コミを確認してから行けば安心です。私がオススメするのはこちら。ビルの下に着くと、ガッチリ体系のボディーガードがバーか?と聞いてくるので、そうだと言えばエレベーターまで連れて行ってくれます。
ホーチミンの夜景を楽しみながら、音楽を聴くも良し、友達と話すも良し。思いっきり楽しみましょう。
ドリンクはカクテルで一杯200,000ドン(約1200円)程度です。


疲れたらホテルに帰って、3日目に備えましょう。
ホーチミン3日目
9:00 南部の麺料理フーティウで朝ご飯
2日目の朝ご飯はフォーでした。実はフォーは北部の麺料理であり、南部であるホーチミンのものではありません。南部の麺料理といえばフーティウです。モチモチとした食感のフォーとは異なり、弾力のある歯ざわりの良い食感が特徴です。
ホーチミン地元民で賑わっていますが、空いている席を見つけて着席しましょう。
通常のフーティウは汁あり麺ですが、こちらのお店のオススメは汁なし麺です。




汁なしとはいっても付け合わせのスープが一緒に出てくるので、すこし混ぜ合わせると麺がほぐれて食べやすいです。卓上にある調味料を小皿に少しずつまぜ合わせ、トッピングのお肉に少しつけて食べるのがホーチミン流。周りの卓の様子を観察しながら、挑戦してみてください!
こちらは一杯55,000ドン(約330円)です。
10:00 統一会堂
タクシーに約10分乗ると、ホーチミン随一の観光名所「統一会堂」に到着します。
南ベトナム時代に旧大統領官邸として使われていた場所で、1975年4月に南ベトナム解放軍の戦車が突入したことにより、ベトナム戦争は終結を迎えました。中には宴会場・会議室などから大統領の寝室・極秘戦略室などが一般公開されており、歴史を学ぶことができます。
正面玄関の左側にチケット売り場があります。入場チケット一人40,000ドン(約240円)を購入しましょう。また合わせて日本語オーディオガイド75,000ドン(約450円)もレンタルすることをオススメします。オーディオガイドはレシートを貰ったら本館の入口にある受付にて受け取ることができます。代わりにパスポート等の本人証明を預ける必要がありますが、オーディオガイドを返却すると、無事返ってきます。ちなみに、1台に2つヘッドフォンをつけてくれるので、2人で1台のレンタルで十分です。




1階から4階まで順に回ったら、最後地下階を見学して終了です。
敷地内にカフェもあるので、暑い中の見学に疲れた場合は、カフェで休憩することをオススメします。緑豊かな敷地内で爽やかな風を感じることができますよ。
12:00 サイゴン中央郵便局、サイゴン大教会
約5分歩くとサイゴン中央郵便局に着きます。その向かい側にはサイゴン大教会もあります。サイゴン大教会は残念ながら現在改修中なので、綺麗な姿を見ることはできませんが、周辺には様々なお土産屋があるので、回っても損はないかと思います。
サイゴン中央郵便局では日本へポストカードを送ることもできるので、旅の思い出にぜひどうぞ!
14:00 ホテルアフターヌーンティー
日本でホテルアフターヌーンティーをすると高いですが、ベトナムだと割安な価格で高級感を味わうことができます。
私のオススメホテルアフタヌーンティーは、Hotel des Arts Saigonのもの。
トラベルバッグをイメージした豪華なアフタヌーンティーセットを楽しみながら、アートを鑑賞することができます。特にミルフィーユのクリームがなめらかで美味しいですよ。ゆったりとした時間を楽しみましょう。




アルコール無しのティーのみであれば、一人650,000ドン(3,900円)です。
これまでの旅の思い出話に花を咲かせているとあっという間に3時間は経ってしまいます。
17:00 フットマッサージ
旅の疲れをフットマッサージで癒しましょう。ここのマッサージは高級スパではないですが、気軽にお安めの価格で受けることができます。フラッと入ってもすぐに受けられるところが良いです。待ち時間が発生した場合は、次に紹介する向かい側のクラフトビール屋さんで待ちましょう。
70分コースが基本で350,000ドン(約2,100円)です。最初の50分程度が足、最後の20分程度は頭~肩を中心にほぐしてくれます。チップ込みのお値段なので、チップに悩む必要もありません。
19:00 クラフトビールで夜ご飯
マッサージですっきりしたら最後はクラフトビールで旅を締めましょう!
先ほどのマッサージ屋の向かい側すぐにあります。おしゃれな店構えで欧米からの観光客も多くいます。
元々ベルギーの方がベトナムを訪れた際に、自国ベルギーと多くの共通点があると感銘を受け、ビールという共通点で何かできないかと考え、ベトナム人の方と一緒に立ち上げたお店だそうです。


様々な種類のクラフトビールや、ビールに合うおかずがあります。私のオススメはトリュフポテトフライ。ビールとよく合いますよ!アフタヌーンティーで甘くなった口にもいい塩梅で入っていきます。
飛行機の時間に遅れないように、あまり飲み過ぎないようにはしましょう。
21:00 空港へ向けて出発
ホーチミンから日本へは大体深夜便で12時台、1時台の出発が多いです。市内ホテルを21:00に出発すれば安心かと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。ホーチミン2泊3日(実質2泊4日?)あれば、十分に満喫できます。ここにプラス1日すれば、メコン川クルーズなどのツアーをつけ足すこともできます。上記モデルコースは女子2人でゆったりと旅をするならという前提で作っていますので、適宜ほかのアクティビティを挟んで、より充実した自分用のコースを楽しんでみてください!